Myncworld

ミックスメディアフォルダー

先日、Myncの最新版 Version 1.30のアップデーターがリリースされ、4つの新機能が搭載されました。
今回のBlogでは、その中でも多くのリクエストをいただいた、ミックスメディアフォルダーの説明を行いたいと思います。

 

Myncにはファイルシステムにある素材を参照する機能があります。

この機能では、Windowsのエクスプローラーで見えるフォルダ構成をそのまま表示するのではなく、より素材にアクセスし易くなる表示に変更しています。
例えば、AVCHDカメラでビデオと写真をSDカードに撮影した場合を考えます。
動画ファイルをWindowsのエクスプローラーで表示しようとすると、SDカードの中にあるPRIVATE→AVCHD→BDMV→STREAMのような場所を参照しなければいけません。
また、同じカメラで撮影したにも関わらず、ビデオと写真が別のフォルダに保存されていて一緒に見る事はできません。
Myncではこのような問題に対応するために、SDカードが一つのドライブに見えるように、表示を変更しています。その為、実際のフォルダの構成を気にすることなく、ドライブを選択するだけで全ての素材にアクセスすることができます。
SDカードの内容をどこかにまとめてコピーすることはよくあると使い方だと思いますが、そのような場合でも、同じように"ひとまとまり"のSDカードとして参照することができます。
対応形式もXAVC SやP2、RED、XDCAMなど幅広い形式をサポートしていますので、大変便利なのですが、従来までのMyncではこの機能によって、この"ひとまとまり"のメディアがある場合、それ以外の必要なフォルダまで表示されなくなることがありました。
そこで、Version 1.30のミックスメディアフォルダー機能を実装し、各フォーマット毎に、より細かな対応を行うことで、どのような状態でメディアファイルが保存されていてもすべてを表示できるようになりました。
 
4K、8K、HDRなどなど、以前にも増して、様々なメディアファイルが登場し、技術的も難しい局面も多々ありますが、Myncでは、それらのプレビューや素材管理を心地良く、確実に行えるよう、今後も開発を進めていきます。引き続き、ご支援の程、よろしくお願い致します。