08 January 2019
映画「レディinホワイト」ユーザー事例
こんにちは、Kenrouです。
今回のブログは、ユーザー事例となります。
劇場用映画「レディinホワイト」の撮影や編集の現場でMyncを使用していただいたのですが、そのポスプロデータマネージャー 石井 塁 様からレビューをいただけたのでご紹介させていただきます。
今回、映画『レディinホワイト』の素材管理を担当するにあたりGrass Valley社のMyncを活用することにしました。自分の作業の範囲は素材の取り込みと確認、そして音声を同期させて全てのクリップをシーン順に並べた状態のEDIUSプロジェクトを用意しておき、監督が現場終わりからすぐに編集に取り掛かれる状態にしておくことでした。
本来ならば現場について行ってシーンごとに取り込んでいく方が万全かもしれませんが、今回はその日の現場の終わりにカードを受け取って一日分をMyncで取り込むという方法をとりました。
夜中のうちにメールでスクリプトと音素材を受け取って内容を確認して、取りこぼしが無いかをチェック。監督や技術部が気になったシーンが何かあった場合には次の日の現場でストーリーボードで簡易的につないで確認出来ますし、日ごとでまとめて素材を取り込むようにしたことで取り込み履歴の日時でも簡単に素材を探す事が出来るのが便利でした。
自分の場合は取り込みにMyncを使う時には普段編集で使っているメインのPCではなくてサブマシンを使います。取り込みをメインPCと別にすることで常時登録している音素材や合成用素材、カタログを登録解除せずにまっさらな状態で素材管理を始めることが出来ます。
今回は現場でも確認できるようにノートPCを使いました。カット編集のみに作業をしぼったストーリーボードはとにかく操作が簡単で処理も軽いので、ちょっとした隙に繋がりの確認ができるのはいいですね。
ノートPCの場合はスペック的に軽快に動くかどうかというのもあると思いますので、まだMyncを試していない方は確認の意味も含めて一度インストールしてみることをオススメします。
石井 塁(映像寿司):映画やVシネマのオフライン編集・効果整音、または予告映像など主にノンリニア編集を扱う業務を行う。主な編集担当作品は『CONFLICT~最大の抗争~』など。
レディinホワイト
■公開表記ほか
公開表記: 2018年11月23日(金・祝)よりユナイテッド・シネマ アクアシティお台場、ミッドランドスクエアシネマほか全国順次公開
コピーライト:(C)テレビ大阪サービス
公式ホームページ: www.liw2018.com
■クレジット
出演:
吉本実憂 波岡一喜 矢本悠馬
笛木優子 宮川浩明 國本鍾建 中島広稀 久住小春
小山田サユリ いとうまい子 利重剛
吹越満
製作:田上英樹 橋本知鑑 プロデューサー:二村慈哉
アソシエイトプロデューサー:中林広樹 ラインプロデューサー:藤原健一
脚本:能登秀美 撮影:ふじもと光明 録音:西岡正己 美術:菊地章雄
衣装:椎名倉平 音楽スーパーバイザー:花崎雅芳
音楽:CONISCH & CAPRICCIO PROJECT
ポストプロダクションプロデューサー:稲村浩
ポスプロデータマネージャー:石井塁 技術協力:グラスバレー
編集機材:EDIUS 宣伝プロデューサー:矢澤一範
特別協賛:浅間製作所
企画制作:テレビ大阪サービス 制作:フライング・ボイス
制作協力:ANGLE 配給宣伝:太秦
監督:大塚祐吉
【2018年/シネマスコープ/98分/5.1ch SURROUND SOUND】